【超簡単解説!】ダイエットで脂肪が減る三つのステージと目に見えない変化を知ってモチベを保とう!【ダイエット科学】

ダイエット

ダイエットしてる皆さま、開始時から少し時間経ったら目に見える変化があまり無かったり、今のダイエット方法が正しいのか心配になる時、ありませんか?信じて続けると言われてもモチベが長持ちしない、そんな時に実際に脂肪を落とす科学原理について理解すれば、今自分の身体にどんな変化が起こってるかがわかってれば「あ!今、このフェーズか!」と言ったようにいくらか安心できるのではないでしょうか。

本日はイギリス人スポーツ科学Youtubeの Shredded Sports Science で配信された The Science of Fat Loss Explained の超簡単解説が非常にわかりやすかったので紹介!日本語訳が機械翻訳でしたしSSSのJames Linker氏の(私は大好きで秀逸だけど複雑な)イングリッシュジョークがちょっとわかりづらい人のために、僭越ながらマッスル塾流に日本語に訳して脂肪減少の科学を簡易的に解説します!英語分かる人は是非元の動画の方をご覧ください!

過去にはカロリー管理(CICO)によって人間が痩せるために外せない王道原理について話していますので、本日はそれに沿ったダイエットを行っている前提の記事になります。まだの方は是非以下からお目通しください!

そして、科学は理解したけどそれでも心もとない人に、目に見えてない体重減少の変化についても触れていきます。さて、前置きが長くなりましたが参りましょう!

ダイエットでの脂肪燃焼、具体的に何が起こってるのか?脂肪燃焼の3ステージを紹介

脂肪燃焼と言えばなんか燃えてる=熱い何か=「汗をかけば脂肪が落ちる!」とか信じてしまってたり、ダイエットでは脂肪が筋肉になっていくのだったり様々な迷信があります。迷信の根底の誤解を解くのはまた別の機会にしますが、本日は脂肪を落とす際に実際何が起こっているのか?それについてはまず脂肪細胞がどうなっているのかを紹介します。

ステージ1:脂肪分解「Lipolysis」

まずは体についてる中性脂肪は「Triacylglyceride/Triglyceride=トリグリセライド 」としてついております。まずはこちらが分解される事によって、身体がエネルギーとして使える物質へ変換する一歩目として脂肪分解行われます。まずはこの脂肪分解はトリグリセライドを構成する「グリセロール」と「脂肪酸」を切り離し、その「脂肪酸」がいずれエネルギーとして使用されます。細かい事を言うとリパーゼと言うタンパク質によって加水分解するのですがそこまでは覚える必要は無く「脂肪が分解されて使える物にする」程度として覚えておきましょう。

ステージ2:脂肪酸動員「Mobilization」

続けて、脂肪酸が身体に解放され、使わんとしてる体の部位に移動します。脂肪酸が血流に移されてから移動手段としては「血清アルブミン」と言うタンパク質により必要としている細胞まで運んでくれます。これもまたシンプルに「脂肪酸が移動するんだね」くらいでOK。

ステージ3:脂肪燃焼「Beta Oxidation」

最後に皆さんが想像する脂肪燃焼は「ベータ酸化」と言うプロセスによって行われます。ここまた覚えずとも良いですが参考までに細かい点としてはATP=アデノシン三リン酸と言う身体のエネルギー源に変換される仕組みです。まずは動員された脂肪酸がまず細胞質に移されます、その後細胞内の発動所なる「ミトコンドリア」にクエン酸回路とカルニチンの働きによって移されます。そこでエネルギーが必要とした際に、脂肪酸がATPとなり燃焼されてエネルギーになります。

余談ですが「カルニチン」のサプリを多く見る事があると思いますが、健康な人間の身体にはよっぽどの事がなければ十分あるとされており、サプリ摂取は不要とされています。

目に見えてなくても変化は起こってる細胞レベルのダイエット効果

この様に脂肪が減る原理をシンプルに解説してきましたが、やはりそれでも目に見えた結果が出てないと不安になるのはわかります。そんな皆さんには脂肪が減少するフェーズの4段階も紹介します。この一連の流れがあって全てが同時に行われるわけでもない事をわかれば、目に見える変化が無くても継続する理由がわかるかも知れません。

こちらはLinker氏も引用しているスポーツ科学者のEddie Jo先生が発信している「脂肪減少の生物学レベル解説と忍耐の重要性」と言う秀逸な図解を解説します。

レベル1:遺伝子レベル「Gene Expression」

この段階ではまずは脂肪代謝を管理する遺伝子が「遺伝子発現」によって呼び起され、一連のプロセスが開始します。

レベル2:分子レベル「Lipid Catabolism」

続けて、分子レベルの変化が始まり「脂質異化作用」と言う段階に入ります。この段階では(カロリー制限等による)エネルギー不足によって体内の脂肪をエネルギーとして使えるように分解を開始します。

レベル3:細胞レベル「Adipocyte Atrophy」

ここから細胞レベルで「脂肪細胞の萎縮」が始まり、脂肪細胞自体が小さくなったり、軽くなったりします。これが十分の細胞に、十分の萎縮が行われてからようやく体内組織の変化が始まります。

レベル4:組織レベル「Organ Tissue Level Reduced Adipose Size」

上記細胞レベルの変化が多く行われてようやく肉眼でもハッキリ認識できるレベルの脂肪減少が確認できはじめます。

【まとめ】脂肪分解は時間がかかる。それでも継続して規律性守れば、必ず変化は起こります。

いかがでしたでしょうか?ダイエッターの誰でも一朝一夕で痩せるとは思っていないにしても、時には自分の思ってた通りの減量が目に見えないと、不安になる事もあるでしょう。

但し、この様に脂肪が減少するプロセスを知っておく事によって、身体にどのような変化を呼び起こそうとしているかの理解出来れば、少し安心できると思います。記事の前提のなっているCICOで正しいカロリー管理を行い、十分な運動を行っていれば、この脂肪減少の流れは人間の身体に組み込まれているプロセスです。しっかり自分に合ったカロリー管理と運動を組んで実行し続ければ、ダイエットは成功します。

タイトルとURLをコピーしました